♥「結婚したら保険に入りなさい」と言われるのはなぜ?♥
昔から「結婚したら生命保険に入りなさい」とよく言われます。
どうして、結婚したら生命保険に入ることを勧められるのでしょうか。
どうやら結婚による環境の変化とお金の関係が影響しているようです。
「保険のことはよくわからない」という方でも
「何かがあったときに経済的な補償をしてくれる」ということだけは知っているでしょう。
婚活中は、まだ空想の範疇だった結婚生活。
「愛があればお金なんて…」なんていう方は今の時代では少数派のはず。
幸せな結婚生活を続けていくためには、お金との関わり方が本当に大切です。
結婚すれば、当然生活費も2人分。
子どもができれば、当然どんどん増えていくもの。
さらに、人生は何が起こるかわかりません。
順風満帆な結婚生活が、ある日突然考えもしなかった事態に…なんてことも。
もちろん「私はしっかり貯金しているから大丈夫!」「旦那さんの会社が大きいから大丈夫」
という方もいるかと思いますが、多くの場合、頼りになるのは公的な保障や保険というのが現実です。
ここでは、複雑そうで難しいイメージがある「保険」について簡単にご紹介します。
選ぶべき保険は家族構成によって異なる
では、一体どんな保険を選ぶとよいのでしょうか。
選ぶべき保険は、家族構成が大きく影響します。
「子どもがいる場合」と「いない場合」では備えるべき保険の種類が変わります。
さらに「共働きをしている」か「していない」かによっても大きく変わるでしょう。
●夫婦のみの場合
結婚はしていても子どもがいない場合は、死亡保障を中心にするのが一般的。
残された家族の経済力によって保証額を考えましょう。
夫婦共に定収入があれば、保証額を高くする必要はないかもしれません。
また死亡保障は、万が一の事故などで高度障害になったときにも安心です。
その後の保険料払い込みが免除になったり、死亡保険金と同額が支払われることも。
そのため、死亡保障はある程度備えておくと安心です。
●子どもがいる場合
子どもが生まれた後は、保険の大幅な見直しが必要です。
特に、一家の大黒柱に万が一のことがあった場合はが重要です。
残された家族の経済的負担は相当なものになるでしょう。
他にも、「子ども保険」や「学資保険」も後々助かるかもしれません。
また、一度契約した保険はずっとそのままではいけません。
「見直し」というメンテナンスも大切です。
家族構成が変わったときや、進学などの節目にあわせて必ず見直しをしましょう。
これからの時代に必要となる保険とは
死亡保障や学資保険も大切ですが、今の時代だからこその保険もあります。
それは「老後の生活費」を確保しておくということです。
「まだ若いから大丈夫」と思うかもしれませんが、少子高齢化時代は目前です。
今と同じ水準で、今後も社会保障制度を維持していくことは難しいと言われています。
そのため、「老後は公的年金があるから安心」という考え方は通用しなくなります。
保険なら「個人年金保険」などを選択肢に入れると良いでしょう。
いずれにしても、早めに準備をすることが大切です。
保険について考える=意外と感情的なもの
生命保険の計画を立てる時は、冷静にその必要性を考えなくてはいけません。
「亡くなったらいくら必要か」「入院したらいつ保険金がおりるのか」など。
ただし厳密に言えば、保険に入らなくても「生きていけない」ことはないでしょう。
無ければ無いなりに、生きていく術は何かしらあります。
だから「保険に入る」というのは「家族への愛」以外の何ものでもないのかもしれません。
「保険が必要になるような万が一のこと」というのは本当に万が一。
起きないことのほうが、確率的には高いでしょう。
そのため、論理的な決断なら「貯金の方がいい」という結論かもしれません。
そのため、最終的な決断には「家族への愛」という感情になるでしょう。
「自分が亡くなったときに家族には苦労をさせたくない」
「こういう経験をさせてあげたい」
などの気持ちが、「保険に入る」背中を押しているのではないでしょうか。
TVCM、インターネット…巷には保険の情報があふれています。
信頼できるライフプランナーの言葉を信じて、新しい契約をするのも得策です。
でも結局、決めるのは自分自身です。
「家族への愛」の重さは自分自身でしか決められません。
保険は大切な人への「解決策」というプレゼント |
「保険てよくわからない」というのは、形の無いものだからではないでしょうか。 「保険に加入した」ということを、「物を買った」と考えてしまうと何となく腑に落ちないかもしれません。 そのため「解決策を買った」と考えてみてはいかがでしょうか。 自分にとって何かしらの問題があれば、そこを補填したい。 その解決策として役立ちそうであれば、保険を何かを買う。 長い人生では、このようにさまざまなリスクが想定されます。 結婚したら、配偶者や子どものケアも考えていく必要があります。 また「心配だから」「とりあえず入っておけば安心」というのも危険です。 きちんと考え、保険をかけ過ぎることがないように充分注意しましょう。 |