年齢と身体の変化
「思春期」という言葉があります。
10代前半、第二次成長期とともに多感な精神状態になることは
よく知られていますね。
思春期を過ぎ、大人になってからも
女性には、精神的に不安定になったり身体の調子を崩しやすい
「ある年代」が存在するのは知っていますか?
今日はその「3つの年代」をまとめました。
20歳前後
18歳~22歳頃。
10代前半にはまだ安定していなかった
体つき・ホルモンバランスが整ってくるころ。
高校卒業後は、仕事・進学と様々な道が開かれます。
20歳からは晴れて「成人」として
『子どもから大人』へと変わります。
「将来」に真正面から向き合う時期でもあります。
まだ幼い自分と、成長を求められる自分とのギャップや
環境の目まぐるしい変化に精神を揺さぶられ
体調を崩しやすいときなのです。
古来より19歳は「厄年」され、災厄を受けやすく
「心身の不調に気を付けるべき時期」と伝えられています。
30歳前後
27歳~33歳頃。いわゆるアラサー。
激動の20代前半を過ぎ、大人としての考え方・振る舞いを身につけ
仕事も落ち着いてきたころ。
「教わる・指導を受ける」立場だった時期が終わり
後輩や部下に「教える・指導する」立場も任され始めます。
「自分」で手一杯だった心境に変化が訪れ
「家族」をつくり「親」になることを強く意識して
結婚というステージへと移行する人も増えます。
「あの子もこの子も結婚しちゃった。
私も20代で絶対に結婚したい! はやく婚活しなきゃ!!」
「みんな結婚して幸せそうだし、親からも『結婚しろ』と責められるけど
妻になるとか親になるなんて、ピンとこない…私って変なのかな?」
「仕事を極めたいし、結婚して子どもも欲しい。
でも、子どもを育てながら続けられる仕事じゃないし…」
と、周りとの違いに酷くあせったり、深く悩んだりします。
早くに結婚した人は出産・育児という
新しいライフステージを迎える頃でもあります。
女性がさまざまな変化に激しく翻弄されるときなのです。
33歳は「大厄」とされています。
昔から「人生の中で一番、心身の変動に悩まされる年頃」と認識されていたんですね。
45歳以降~
「ミッドライフ・クライシス」という言葉をご存知でしょうか?
「中年の危機」「大人の思春期」とも言われ
この年代に訪れる精神的危機を指します。
結婚・出産を経験した女性は
「この人と結婚して正解だったのか」「育児はこれで良かったのか」
「結婚によりキャリアが途切れたのではないか」
シングルで生きてきた女性は
「仕事に突き進んできたことは、果たして正しかったのか」
…と、これまでの生き方に思いをはせ、後悔に似た感情に悩まされます。
「本当にこの人生で良かったの?」という命題に突き当たってしまうのです。
ホルモンのバランスが崩れ、更年期障害にも直面する人も出てきます。
体力的にも精神的にも、浮き沈みの著しい時期。
心理学的にも「生の転換期」と呼ばれ、ここで悩むのはむしろ正常な事。
この時期を乗り越えることで、その先に続く人生がより良いものになっていきます。
健康で楽しい人生を |
![]() いかがでしたか? 女性が心身ともに「崩れやすい」ときと「その理由」をご紹介しました。 ホルモンバランスの変動、結婚・出産・育児といったライフステージの変化 「私の進んできた道はこれでよかったのかな?」と過去を見つめ返す時期など…。 なにか不調を感じたときは、無理せずに休息したり、専門家に相談してくださいね。 適度にストレス発散し、定期的に検診を受けるなどして 自分のココロとカラダとうまく付き合っていきましょう! |