女性の「結婚」に多大な影響を及ぼす問題
「アラフォークライシス」と呼ばれる社会問題が今、注目されています。
「アラフォークライシス」というのは俗称で、今のところ正式な言葉ではありません。
ところが、NHKで特集番組が放映されたり、ネットで大論争されるなど大反響。
明確な定義はありませんが、「アラフォークライシス」というのは
男女問わず「現在の40代」の方が抱える問題などを指します。
就職、キャリア、結婚、介護…
この社会現象は様々な問題を抱えていますが、
ここでは、女性の結婚に影響を及ぼす「アラフォークライシス」について少しお伝えします。
結婚したい。でも制約はどんどん増えていくばかりで…
現在の40代は、かつて就職氷河期を経験した世代。
正社員として就職できず、そのまま非正規雇用のまま40歳を迎えてしまった人が多い。
アルバイトなどを転々とし、充実したキャリアも積みづらいことも。
両親が若くて現役だった時は、まだ生活はそれほど苦しくなかった。
だがやがて、年老いた親も収入が無くなり、年金生活に…
そのため独身なら、
自分の収入だけで親を支えなくてはならず、自由が効いた生活が一変する人も。
そして、結婚したくてもこの状態からの婚活は制約が増えていく…
プロポーズはしたいけど、今のキャリアで誰かを養うことは不可能…
など様々なことが起こります。
「アラフォークライシス」は誰にでも訪れる
日本中で注目されているこの問題自体は、悲惨な問題です。
だからといって、絶望したり、傍観したりしているだけでは、仕方がないはず。
そして「アラフォークライシス」は、現在の40代の方にだけあてはまるわけではありません。
どの世代でも「アラフォー」、つまり40代という年代は、極めて大切な分岐点のはずです。
そのため、正社員で長く働いている方でも、この「アラフォークライシス」があるのではないでしょうか。
「毎日話す人が同じ」=どんどん出会いは減っていく
誰でも、のんきに油断をしていると、年齢とともに活力がなくなります。
それは、やはり変化が少なくなってきていることが原因ではないでしょうか。
年齢を重ねると、周りの友達も結婚や子育てが始まり、なかなか会える時間も少なくなるでしょう。
すると、会う人も少なくなり、毎日同じ人とばかり話すようになってきます。
そのため、外の世界と触れる機会は、明らかに若い頃より減ってきます。
人は通常であれば、様々な出会いの中で、自分のことを再認識します。
そのため、新しい出会いが減るということは、自分を見失ってしまう心配もあります。
また、自分を見失うということは「客観的に自分を知る」ということも出来ないのではないでしょうか。
「自己評価ができない」=成長が止まる
毎日慣れた環境の中にいて、比較対象となる人も変わらない。
すると、どんどんとスケールが小さくなってしまうというのは当然のこと。
毎日の変化が無い分、人は感謝を忘れ、謙虚さを忘れていく傾向があります。
自分は歳をとった分だけ、勝手に成長していると思う錯覚です。
こうなると正しい自己評価ができなくなります。
正しい自己評価ができなくなると、当たり前ですが成長が止まります。
年齢関係なく、自分の成長が止まれば、後は他の人に抜かれるのみなのです。
感謝も成長も維持するために「常に新しい出会いを」 |
「アラフォークライシス」は恵まれない時代の象徴ですが、それはどの世代でも同じこと。 また、今のアラフォー世代は、年功序列社会に育てられてきたため、独特の癖があると言われています。 それは「守られていたい意識を持っている」ことです。 この潜在的な意識は、なかなか自分では変えることはできないでしょう。 そのため、自分を認めてくれそうな環境を求めます。 同じ境遇の人とばかり話すようになり、新しい出会いが生まれません。 そのため「出会いがない」=「結婚できない」という悪いスパイラルが生まれます。 それなのに「どうして良い人がいないんだろう」」「何がいけないの」と不満ばかり。 それはあなたにとって、すごくもったいないこと。 「結婚」をはじめ、人生をより楽しめる方法を探しましょう。 まずは、客観的な評価を集めることが大切ではないでしょうか。 その点、「婚活パーティー」などの「明確な婚活」は有効的。 常に客観を維持し、成長を続けることへのいちばんの早道かもしれません。 |